あるものこばみ

見える限りの遠くの向こう

あらゆる花が手向けられ、むせるような香りとともに

わたしは、橋の上から全てを見下ろしていました。 おそらくあれはこの世の全てでした。 何故って、いまでもそうとしか思えないからです。 ビルの群れ、ガードレール、極彩色、空、木々、誹謗中傷、虎、雷鳴、峡谷、室外機。 あらゆるものが平面に展開されて…