あるものこばみ

見える限りの遠くの向こう

駆られて

 

最後にある程度の量の文章を書いてからもう3年弱も経ってるらしい。
怖い。

必要に駆られて、という理由でまた文章を書く。
文字数も回数も期間も何にも決めてない、誰に宣言するつもりもない、詳細に説明する予定もない。
なんせ書く。必要に駆られちゃったもんだから。

昔は馬鹿のひとつ覚えみたいに延々と文章を書いていたのにいつからか全然書かなくなったのはいったいなぜなんだろうと考えたとき、やっぱり最初に思い付くのはTwitter、次に出てくるのが短歌。
でも多分両方あんまり関係ないんだろうな。そんな気がする。
ここで出てきた「そんな気がする」の補足に何万文字でも費やせていたことを思い出す。
それは「わかってほしい」という絶叫だった。(寂しかったんだねえ、友達たくさん居たくせに)
いつのまにか自分や自分の内面について語りたいという欲望が小さくなったんだろう。
それは散文詩を書かなくなったことや弾き語りの曲を作らなくなった理由とも辻褄が合う。
自分の中にかつて確かに居たそういうバケモノのことを考えると可哀想だなと思う。
年を重ねた程度でそれなりに上手く孤独と付き合えるようになってごめんな。
でもまあどうせそのうちまた出番あるよ。のんびりやってこう。

で、思う。書くことないなと。
バケモノのための絶叫を文字起こしする必要のなくなった今の俺にいったい何が書けるんだろう。
早速やめたくなってきた。
でも書くんだろうな。
なんせ必要に駆られちゃったもんだから。